診断&作業の割当て (Diagnosis & Work Assignment)
整備作業実施プロセスの最初のステップは、"診断作業の割当て" です。これには、以下のアクティビティが含まれます:
“診断作業の割当て” には、
以下のアクティビティが含まれます:
a. ROの分析
b. 診断の実施
c. 新規作業管理
d. 作業の割当て
a. ROの分析 (Repair Order analysis)
このステップでは、次のことが必要です:
- 以前に用意していた全ROのサービス データ (修理時間、納期、スペアパーツ状況、作業の難易度…) のチェックと評価。
- 上記の要件がワークショップ作業計画に影響を与える場合、ワークショップ フォアマンは:
- 必要な有効時間に照らし合わせて、リペアオーダー スケジュールを変更する
- 変更をサービス アドバイザーに通知する。サービス アドバイザーは、顧客に新たな納車日を連絡しなければならない。
- •ジョブの割当てに進む。
b. 診断の実施 (Diagnosis execution)
診断フェーズでは、テクニシャンは:
- 作業の中断を含めて、作業開始と終了を記録します。
- ROおよび添付文書を確認します。
- MD Evo.で故障探求を実施します。
- 何らかの疑問や不明な点がある場合でも、すぐにMJに問合わせるのではなく、まずは診断第1レベル ツール (Diagnosis 1st level tools) を活用してください。
- 必要に応じて、テクニカル サポートを求めたり、BOL+チケットをオープンしてください。この時の注意点は、次のとおりです:
- ロードテストを実施すること
(必要に応じて)。 -
- 実施した診断 (エラーコード、これまでに参照したブリテンおよびテクニカル インフォメーションを含める) を報告すること。
- •実施したメカニカルおよび電気的チェック内容を詳しく説明すること。
- すでに交換またはアップグレード (SWの場合) したコンポーネントについて報告すること。
BOL+チケットをオープンする前に、テクニシャンは以下を実施すること:
- "ヘルプ診断 (Help Diagnosi)" (TechDoc) を参照して、DTCエラーの意味を確認すること。
- "診断シート" (ブルーオンライン+) を参照する
- "エレクトリック フレーム (Electric Frame)" を参照して、関連する異常 (anomality) を確認すること。
- 問題解決マネジメントの一貫として、テクニカル ブリテンに追加情報がないか調査すること。
このステップでは、次のふたつのシナリオが存在します:
- 追加作業の必要性が特定された場合:
新規作業実施マネジメント (New Intervention Management) ステップに進んで、費用と時間を推定する。 - 追加作業の必要性が特定されない場合: 作業割当てに進む。
診断実施 (Diagnosis Execution) フェーズは、追加診断点検の必要がある場合のみに発生します。たとえば、受付/受入/プレ診断フェーズでお客様の訴えが特定、再現できない場合がこれに該当します。
ワークショップ フォアマンは:
- 電子/診断テクニシャン (Electronic / Diagnostic Technician) に診断作業を割り当てます。
- 車両を保管エリアから診断エリアに移動させます。
電子/診断テクニシャンは:
- 問題を調査します。
- 必要に応じて、ロードテストを実施します。
c. 新規作業マネジメント (New intervention management)
追加作業の必要性が確認された場合、ワークショップ フォアマンは、ROに新規作業を記載するとともに、サービス アドバイザーに通知します。通知を受けたサービス アドバイザーは:
- 新規作業の費用と所要時間を推定するとともに、保証で対応できるか、あるいはお客様が支払うべきかを特定し、必要に応じて外注します。
- スペアパーツ状況をチェックして、在庫がない場合は入手に要する時間を確認して、新規作業の所要時間を確定させます。
- 追加作業が社内で実施できない場合、作業内容に応じて対応可能な認定サプライヤーを特定し、費用および所要時間の見積について、お客様の承認を取ります。
- ROにお客様からのフィードバックを記入、アップデートします。
顧客はディーラーにいないため、「VHC Maserati」ビデオ チェック ツールは、追加作業が発生したことを顧客に示して説明し、更新された見積もりを送信し、新しい承認を得るのに特に役立ちます。
一個または複数個のスペアパーツが入手できない、または承認に長引いている場合、サービスアドバイザーはサービスエントリーステータスを«オープン»から«修理保留»に変更してください。
d. 作業の割当て (Work Assignment)
作業割当てステップは、ワークショップ リソースを有効活用し、高レベルのサービス解決率 (Service Resolutions Rate) を維持するカギとなります。また、ワークショップ リソースを最適化するため、ワークショップ フォアマンは:
- 常に納車日 (お客様と合意した期日) を意識しなければなりません。
- ワークショップの作業負荷を意識し、予約の無いお客様の作業に対応する余力を残すようにしなければなりません。
- テクニシャンの技能を考慮する必要があります。
- 社内依頼作業 (特に新車/プレオウンドの納車整備) とのバランスを意識しなければなりません。
作業割当てをする場合は、ワークショップ フォアマンは担当テクニシャンにすべての必要なドキュメントを渡し、ワークショップ スケジュール管理ボード (ワークショップの整備作業の管理ツール、ワークショップ フォアマンが各作業の進捗状況を明確に把握できる)に、この表を確認しながら、優先度に応じてROの順番を決定します。